中小企業庁はこのほど、全国10ブロックごとに相談窓口「地域支援事務局」を設置した。今年度からスタートした中小企業地域資源活用プログラムのうち「市場志向型ハンズオン支援事業」(地域資源活用企業化支援事業)を主に実施する。
ハンズオン事業は、地域資源を活用して新商品や新サービスの開発、販売などに取り組む中小企業の相談に乗り、事業計画策定から実施まで、アドバイスや適切なキーパーソンの紹介などを行うもの。7月から本格稼働している。
事務局は中小企業基盤整備機構の全国にある10の事務所に設置された。例えば、近畿地区は同機構の近畿支部内に設けられ、2府5県をカバーする。プロジェクトマネージャーらが観光や金融などの分野で長年培った経験に基づき、的確なアドバイスを行う。